産業廃棄物収集運搬業と処分業の境目
2016年8月9日
2016年8月9日(火)
おはようございます。井上です。
さて、今回は産業廃棄物収集運搬業と処分業の微妙な境目について、お話します。
先日、千葉県と東京都で産業廃棄物収集運搬業の新規許可申請を行いました。
産廃の種類は「汚泥」で、主にカッター工事により排出されるアスファルトやコンクリート混じりの水をバキュームで吸い込み、収集運搬するという内容でした。
問題だったのは収集運搬に使用する容器(機械)及びその方法で、業者様は吸い取ったアスファルト粉等が混じった水を脱水し、水と脱水ケーキと呼ばれる紙粘土状のものに分離させ、運搬するという方法を検討しておりました。
しかし、その「脱水」という過程が処理に該当し、中間処分業の許可が必要になる恐れがあり、千葉県は事前の確認で、処分業は不要との見解を示して頂きましたが、東京都は処理に該当する可能性があるとの見解でした。
そのため、業者様と相談し、脱水の過程は行わず、あくまでも汚泥をそのまま運搬するという方法で申請を行い、無事受理をして頂きました。
このように、収集運搬業は自治体によって見解が異なります。
産業廃棄物収集運搬業の申請についても、弊所は得意としております。
ぜひ、お申し付けください。
井上
井上 駿佑